今日は成人の日です。一昔前は厳かさや重みがあった成人式も、すっかり様変わりし、保育園の入園式の方がよっぽどマシに思えるニュースを聞くのが最近の恒例行事となりました。

そんな成人式がさらに変化しそうに思えるのが「成年=18歳」という動きです。もしそうなったら、高校の卒業式と同時開催というケースも出てくるでしょう。

さて簡単に「成年」といいますが、「成年」か「未成年」かでは、想像以上に大きな違いがあります。例えば不動産の世界でいえば、賃貸借や売買といった法律行為について「一人前」扱いされますから、18歳の人が契約を締結すれば、「知らなかった・・・」では済まされません。「保護者(親権者)の同意」によって、保護されてきた未成年の18歳とは違うのです!

「大人扱い」されるということは、大きな権利を手にする代わりに、それ以上に大きな義務と責任も背負います。世の中は善人ばかりではありません。経験が少なく、うまい話に無防備な若者をだまそうとしている人たちがいることを忘れないで下さい。