~~~風住宅、新聞や雑誌でよく使われていますね。「和風」、「洋風」といった定番から、「北米風」、「南欧風」などなど。最近では「北欧風」という表現もよく使われています。ところで北欧風って何がどう北欧風なんでしょうか?
あくまでも一般的なものですが、主に室内(インテリア)が
- シンプル&ナチュラル
- ブルーやグレーといった寒色系を採り入れる
こういうコンセプトのものが、「北欧風」と呼ばれます。北欧といえば、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドのスカンジナビア3ヵ国がその代表。国旗の色は
- ノルウェー・・・白&赤&青
- スウェーデン・・・黄(金)&青
- フィンランド・・・白&青
ですから、「青」がベーシックカラーの1つなのは頷けますね。
なおノルウェーの青は藍色っぽい青で、赤地に白の縁取りの青十字、スウェーデンは青地に金色っぽい黄色の十字で、フィンランドは白地にノルウェー同様の藍色っぽい青十字です。いずれにせよ、「青」が北欧の人々にとって魂の色であることがわかります。
その理由について勝手な想像をさせてもらえれば、やはりその地理的環境が大きいと思います。高緯度に位置する北欧では、夏は白夜で「日の沈まぬ国」だったりするわけですが、冬はその逆で日照時間は本当に少なく「日の昇らぬ国」になってしまうのです。だからこそ長い冬の後の春の訪れに大きな喜びを感じるのも良く分かりますし、青い空に対する思いも特別なもので、それは日本人の想像の及ばぬところです。北欧の青はそんな思いの表出というのが、勝手な想像です。
さて、上記の通り、北欧の国旗は日本の国旗同様にシンプルな図形を用いたツートンカラーの組み合わせ。そんなところが、日本人に共通する美意識とも考えられ、北欧風が日本で受け入れられやすい土壌なのでしょうね。