今年の冬は記録的な豪雪と厳寒に見舞われました。一部の地域ではライフラインが完全にマヒしていましたね。凍結による水道管の破裂は日常茶飯事で、関係の業者さんはさぞ大変だったと思います。
例年の場合、比較的多かったのは給湯器からの水漏れです。年末年始の休みなどで、家を長期間不在にするので、ついつい電気代節約のためブレーカーを切ってしまって、それで給湯器内の凍結防止のための電熱ヒーターも切れてしまって、・・・、そんなケースです。
ただし今年はブレーカーを落とさなくても水漏れが幾つかありました。電気は通じていても、電熱ヒーターの劣化で充分な熱が伝わらなかったためです。1年前は劣化していても熱の力が勝っていたのですが、今年は寒さの方が勝っていたのでしょうね。
給湯器自体は大体10~15年くらいが機器としての寿命の目安と言われています。もちろん使用頻度や設置環境によって左右されます。故障しやすいのは、管の腐食や電気基盤と言われています。24時間外気や風雨にさらされることを考えると、電気関係が10年程度で故障しても仕方はないでしょう。むしろそんな環境でも10年は持つことの方が驚きです。
今年はそれ以外の理由により、水が出なくなることもよくありました。給湯器から室内に至る給水管内部の凍結です。壁の内部や床下を通る給水管の内部が冷たい外気によって凍結してしまうケースです。この地域でこんな現象が多発すること自体、異常でしょう。
こうなると自然解凍しかありません。室内をガンガン暖かくしてその熱で溶かす、とても時間がかかるようですが、急がば回れでこれが一番最良の解決方法なのです。
今年はいい経験をしたと思って、次の厳しい寒さにどう備えるか、よく反省しておきましょう。