35歳で家を建て、返済期間35年の住宅ローンを組んだ、返済が満了するのは70歳の時ですね。仮に65歳で要介護状態になったとすると、残りの5年間の返済はより一層厳しくなります。
となるとこれに備えた選択肢は・・・
- 繰り上げ返済して、早期完済を目指す。
- 繰り上げ返済は使わず、貯金・退職金で一括返済。
- 可能性はそんなに高くないので心配しても仕方がない。その時に改めて考える。
まあ、こんなところでしょうか。3番はともかくとして、「いざ」という時に備える人の方が多いと思います。でも実はとても有力な第4の選択肢があります。何だと思いますか?
答えは住宅ローンを組む際にそういった特約付のものを選ぶこと! 通常の場合、住宅ローンには団体信用生命保険というのがセットになっていて、借りた人の死亡(又は高度障害)時に、保険金の支払いによって残金が返済され、以降の返済がなくなるようになっています。
最近では、その保障の幅を広げている住宅ローンが増えており、三大疾病、さらには生活習慣病、そして要介護状態になった場合も同様の仕組みで、以降の返済から免れるようになっています。完済時の年齢が70歳を超えるような住宅ローンを組まれる場合、1つの選択肢として検討したいですね。
もちろんその分金利は高めになります。保険料分が上乗せされているのですから当然なのですが、だからといって通常の住宅ローンを組むのは早計です。例えば、その時点で加入済みの生命保険・医療保険があって、保障内容が重なっているのであれば、その重複分を見直せばある程度負担の軽減は図れるでしょう。
既に返済中の方も、借り換えの選択肢として1度検討してみてはいかがでしょうか?