ある調査によると65歳以上の人の約15%は認知症だそうです。もちろんまだ症状の軽い人も含んではいますが、実際のパーセンテージを聞くと、その切実さに胸が詰まります。
そんな現状について、最近音楽療法が注目を集め始めています。歌を歌ったりすることで脳内の記憶を司る部分やその周辺部の活動が活発化するのだとか。昔よく歌った歌を聴くことで、なかなか開けられなかった記憶の箱が開く、この場合の鍵が昔よく歌った歌というわけ、そんなことなのでしょう。
多くのデイサービスでサービスの一環として「歌」が活用されていますが、その傾向にますます拍車がかかるのは間違いないでしょう。皆さんも昔のことを思い出すのに、当時よく口ずさんだ歌、流行った歌をきっかけにしてみてはいかがでしょうか。意外と記憶の糸がつながっていくものですよ。