品確法に基づく住宅性能表示制度が2000年10月からスタートしたことを皆さんはご存知でしょうか?

耐震性や耐久性、断熱性、遮音性などの住宅の基本性能9項目について3から5段階のランクに分けて、性能を表示する制度です。

この「性能表示」と「性能保証」を勘違いしてしまう人もいるので注意が必要です。「性能表示」は、あくまでも新築時点で所定の性能があることを評価・認定するもので、引き渡し後にずっとその性能が維持されることを保証するものではないのです。これに対して「性能保証」の方は、文字通り品質・性能を保証する制度となります。

こちらは法律に基づいたものではなく、購入者や販売会社などが任意に加入するものです。骨組など構造上重要な部分については10年間の長期保証になっています。

(財)住宅保証機構をはじめとする性能評価機関が行い、ハウスメーカー系の業界団体でも同様な長期保証制度を設けているのです。

いずれも品確法の瑕疵担保責任の特例(10年保証制度)に基づいていることです。

保証制度の仕組みを知っておくと、何かあった時の対応がスムーズに進めることができますよ!