まずは以下の数字をご覧ください。いったい何の数字でしょうか?

A)77.4%

B)85.3%

まあ何の手がかりもなしに分かる人はいないでしょうから、ヒントを。新築住宅に関するものです。

こちらとしてはかなり踏み込んだヒントでしたが、答えは見つかりましたか? では正解を。

AもBも新築住宅の資金調達における住宅ローンの占める割合で、Aは建物だけのケース、Bは土地から購入して新築するケースです。最低でも1割くらいの頭金は自分で用意しましょうと言われていますから、当たらずとも遠からずと言ったところでしょうか。

とは言っても全体の2~3%くらいは住宅ローンや手持ち資金以外から用意されているようです。一例を挙げれば親からの贈与だったり、職場からの融資(共済組合等)が挙げられます。

ではここで総額2800万円の土地購入&建物新築で予算組をしてみましょう。2200万円くらいが融資で、残りの600万円のうち550万円くらいが自己資金で、最後の50万円が親からの援助になります。(この地区の方からすると親からの50万円は「意外と少ない」かもしれませんが、先ほどの数字はあくまでも全国的な平均値です。ゼロの方が3人、200万円の人が1人いれば、それで平均値は50万円ですから。)

借入2200万円だと現在の金利で毎月7万円前後の返済額。この地域の家賃事情(2LDKで共益費・駐車料金込み)と大体同じです。2~3年のアパート住まいで自己資金550万円の貯金は難しいでしょうが、目安にはしてほしいですね。