少し遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年の大河ドラマは「おんな城主 直虎」です。大河ドラマは放映年の1年半くらい前に決まりますが、その時の世相が色濃く反映されていると言われます。NHKの記事を読むと、今川、武田、徳川の三大勢力は、現代におけるアメリカ、中国、ロシアでしょうか。大国の間で小国はいかにあるべきか、ここでは主人公に日本の立ち位置が強く投影される予感がします。

さて「おんな城主」といえば、恵那市民にとっては岩村城のおつやの方でしょう。こちらの時代背景も基本は同じ。西を向けば織田信長、東を向けば武田信玄、この2大勢力の微妙な均衡点であり、いつそれが崩れるか分からない緩衝地帯が、この地でした。そして南側には・・・徳川家康が。こちらはまだ2大勢力ほどの力はなく、自国の領土を守ることで精いっぱいでしたが、自分の背後である岩村の地にはそれなりに注意を払っていたはずです。

波及効果で、往時を偲ぶ観光客が増えそうな岩村。おつやの方も比較対象としてメディアに登場する機会が増えそうですね。