最近、様々な種類のお店で売り上げが大きく伸びる日があるそうです。ずばり「偶数月の15日」なのですが、皆さんはその理由が分かりますか?

高齢者の方には簡単だったかもしれませんが、答えは「公的年金の支給日」だから。高齢者人口、即ち公的年金の受給者は年々増大しています(国民年金の受給者は毎年約100万人!ずつ増えています)から、この日に売上げが増加するのも無理はありません。高齢者夫婦世帯ではどちらの財布にも2ヵ月分の年金が振り込まれますから、財布の紐も緩くなって「2ヵ月に1度のプチ贅沢」を楽しむわけです。

実際、この日に銀行のATMコーナーに行くと、朝一番にお金をおろす高齢者の方々で大混雑しています。年金受給者以外の方は、急ぎでなければ避けた方が賢明でしょう。

で、それを見越して商魂たくましい小売店や飲食店等で「ポイント2倍」に代表される方法で顧客確保に勤めています。『溜まったポイントは使わないと勿体ない』、そんな心理が働きますから、自然とリピーターになってくれます。「(公的年金という)安定収入のある優良顧客」として、重宝されるのも当然ですね。

しかし明るい話題ばかりではありません。財布の紐が緩いときを狙って良からぬことを考える人たちもいるのです。振り込め詐欺やオレオレ詐欺が一番起きやすい日とも言われていますので注意して下さい。