手すりは主に2つのタイプに分けられます。

  1. ハンドレール(hand rail)
  2. グラブバー(grab bar)

皆さんはご存知でしたか? さてこの2つ、使う場所や目的によって以下のように分けることが出来ます。

 比較項目 ハンドレール   グラブバー
 使う場所 門扉~玄関のアプローチ。廊下・階段。   玄関、トイレ、洗面、脱衣室、浴室等。
 使用方法 体の位置を移動させるときに手を滑らせながら使用する。   体の位置はあまり移動させないが、移乗動作や立ち座り動作のときに、しっかりとつかまって使用する。
 サイズ  直径32~36㎜程度。(円形の場合)  直径28~32㎜程度。(円形の場合)
 注意点  形状は身体状態を考慮する。(例:腕を載せ易い形状)外で使用する場合は耐候性を考慮。

廊下や階段で使用する場合は意匠性にも配慮する。

 水回りで使用する場合、濡れた手で触れる場合の滑りにくさを考慮。

予め手すりが設置されているお家でも、設置された当時の業界事情等(そもそも画一的な手すりしかなかった・・・)によって、この基準を満たしていないケースも見られます。今一度点検をしていただいて、より使いやすい、目的に適合した手すりを選ぶようにして下さい。