昔は60歳で定年退職、退職金と年金をもらって余生はのんびり、そんな人生設計が一般的でした。今は公的年金の受給開始年齢が65歳(60歳から繰り上げ受給できますが、大きく減額されます)になったこともあり、定年後から65歳までの収入確保が人生設計の一部になっています。

最近、興味深い数字が公表されました。まずは以下のデータをご覧ください。

  • 日本・・・・77.1%
  • ドイツ・・・61.5%
  • アメリカ・・59.6%
  • フランス・・27.5%

日本が他の先進国を圧倒していますね。実はこれ、60~64歳の男性の就業率。仕事があるからなのか、生活費を稼がないと生きていけないのか、理由は幾つか考えられますが、日本人が働き者なのは間違いないようです。ちなみに女性はというと・・・

  • 日本・・・・50.8%
  • ドイツ・・・50.8%
  • アメリカ・・48.5%
  • フランス・・28.3%

男性ほどではないにしろ、女性も働いている人が多いです。(フランスでは女性の比率の方が高いのが気になりますね。)

では65~69歳ではどうなると思いますか? 男性の場合で見てみましょう。

  • 日本・・・・53.5%
  • ドイツ・・・19.4%
  • アメリカ・・35.5%
  • フランス・・ 8.0%

日本人は本当に働き者ですね。いい意味でも悪い意味でも。このような数字をつきつけられると、ワーカホリックと呼ばれても不思議ではありません。

生涯現役、生き方の理想の1つですが、特殊な技能者を除いて、どこかでリタイアする節目を作る意識を持ちたいですね。