住宅ローンの返済や教育費の負担に悩む現役世代にとって、親世代の介護費用負担は非常に頭の痛い問題です。ということで、少しでも経済的な負担を減らす方法をご紹介していますが、今回は「医療費控除」です。
「医療費控除」も前回の「障害者控除」同様に、所得控除の1つ。所得税や住民税の負担を軽減できるものです。「医療費」というと、通常「病気やケガの地用の為に、病院や薬局で支払ったお金」というイメージですが、実は「提供を受けた介護サービス」も対象に含まれています。(詳しくはコチラとコチラ)
ということで、要介護者の自己負担分や、その他の生計を一にする親族のために使った医療費の自己負担分のレシートをしっかりと保管しておきましょう。「塵も積もれば~」ではないですが、意外と金額は大きくなりますよ。(なお加入している民間の医療保険等から給付を受けたり、加入している健康保険からの補てん分、さらに税務上の一定の控除額は差し引かれます。)
当てはまりそうな方は、間もなく始まる確定申告に備えて、そろそろ準備にとりかかって下さい。