子供の数の減少になかなか歯止めがかかりません。学校の統廃合ももはや当たり前になりました。この地域でも幾つかの学校がその歴史に終わりを告げました。
学校がなくなると、そこには校舎とその付属施設という非常に広大な不動産が残ります。壊すのにも規模が大きいので、多額の負担が発生するため、文部科学省が中心となって”~未来につなごう~「みんなの廃校」プロジェクト”が行われているのをご存知でしょうか?
既に多くの活用事例があり、
- 工場
- 福祉施設
- 文化拠点(アートギャラリー等)
- 体験学習施設
- 専門学校等の教育施設
- 特産物販売施設
と立地や規模に応じてかなりバラエティに富んだ再利用がなされています。中でも筆者が関心したのがコールセンター。一から建設することを考えれば、かなりお値打ちです。
卒業生の方にとって母校の名前がなくなることはとても寂しいものです。しかしもっと寂しいのは、誰からも放置されて朽ち果てていくこと。たとえ外部の方であっても、新しい生命をふきこんでくれれば、寂しさも少しは和らぐでしょう。多くの事例の中に必ず再利用のヒントが隠されていますから、前向きな気持ちで次の利用方法を考えることをお勧めします。