世帯数は増加傾向にありますが、その内訳をみると少人数世帯に負うところ大で、4人以上の世帯はマイナスの一途。こういう傾向を見ても、大きな家の必要性は真剣に考えた方が良さそうです。

大きな家を丁度よい大きさにする減築のメリットはコスト面で特に顕著ですが、その中で効果を実感できるのはまず水道光熱費です。

例えばウォシュレットのトイレでは待機電力が常に発生しています。減築によって2台が1台になれば、電気代の節約になるのは自明の理です。また電気代に占めるウェートの高いエアコンも家のサイズがコンパクトになれば、台数も減らせますし、何より冷暖房の効率そのものも向上しますね。(小さい部屋の方が冷暖房が利きやすいのと同じです。)

例えば高齢者2人の世帯にとって2階建て50坪の家が本当に暮らしやすいのかどうか、一度考えてみてください。車でも2人乗りでの利用が大半なのに3列シートの1BOXに乗ったりはしないでしょうから。