今回は知って得する住宅改修工事に使える介護保険制度についてお話していきます。
既に知っている方も見えるかと思いますが、知らなかった方は「へー、そんな制度が使えるんだ」と思って聞いていただけますと幸いです。
実は介護保険を使って住宅改修工事ができるんです。
介護保険を使っての住宅改修は主に5つの分野に大別できます。
- 段差解消
- 手すり設置
- トイレ(便器、向き)
- 床の滑り止め
- 引き戸
本人負担は年収要件で1割又は2割負担で対象となる工事費の上限は20万円まで。これには消費税も含まれます。
ということで、本人の負担は2万円又は4万円が上限。なかなかお得な制度ですが、何度も繰り返し使えるわけではないので、「ご利用は計画的に」行う必要があります。(例外的に複数回受けられる場合もありますが、かなりのレアケースです。)
そしてこの制度を使うためには「介護認定」が当然ながら必要となります。極端にいえば寝たきり状態でも、認定を受けていなければ、この制度を利用することは出来ません。
いずれにせよ物事には順序というものがあります。国から保険の給付を受けるというのは、つまりそういうことなのです。
ざっと簡単に説明しましたが、こんな制度があるんだと認識してもらえたかなと思います。