今回は新築現場に必ずと言っていいほど置いてある小さな缶について説明したいと思います。
新築建てられた方は既にご存知だと思いますが、これから建築予定の方など参考程度に見てもらえたらと思います。
引渡し間近で施主様立会いしますと「この缶はゴミですか?」と聞かれることもあります。
また、その際に缶について聞かれず、入居後にゴミだと思って捨ててしまった方もいるのではないでしょうか?
ではいったいその缶の正体は何なのか、答えを言いますと外壁塗料の余りが小さな缶の正体なのです。
何故建物は完成しているのに現場に置かれているかと言うと、完成後に何かの不注意で色が剥がれてしまったり、
キズが付いてしまって補修をする際にこの塗料を使うわけです。
外壁の塗装剤というのは、何色かの色を配合して作られているため、
再度その色を作る為には大量の塗料を配合して作り直さなければなりません。
この塗料缶がなければもし傷が付いた時に、大量の塗料を配合して作る為、
必ずしも同じ色になるとは限らず、直したカ所で色むらが出る可能性もあります。
また、ちょっとした傷の為に大量の塗料を使い配合するのは経済的とは言えません。
もし新築住宅を購入された時、塗料缶があった場合には、取っておくと後々役立つことがあるかもしれませんよ!