2ヵ月ほど前のことになりますが、今年の公示価格が公表されました。業界人としては大きな感慨をもって受け止めましたが、皆様はいかがでしたか?

業界人にとって「住宅地の全国平均が10年ぶりに上昇!」というのは、本当に驚きました。恵那市のように地価下落が続いている場所に住んでいるとなおさらです。

もっとも全国平均なので、都心部の上昇が平均値を押し上げただけでは・・・という見方もできます。実際のところ岐阜県は対前年比0.7%の下落ですから。

しかし見方を変えればたった0.7%しか下落していないとも考えられます。仮に坪単価10万円の土地ならわずか700円しか下落していません。100坪の1000万円で売っていた土地が1年後に993万円になったからといって地価が下落しているとは考えにくいですね。

30年近く前のバブル期には日本の土地の値段=アメリカの土地の値段×4などと言われたことがあります。国土面積の違いを考えると土地単価の差は100倍くらいでしょうか。さすがにそんなことは2度と起きないでしょうが、時代の潮目が変わり始めていることは意識しておいた方が良いでしょう。