ここ最近のテレビ番組で散歩系の番組が増えています。狭いエリアを歩きながら、細部を深く紹介するという観光ガイドと教養講座をミックスしたようなものです。車社会の発達で、観光地Aと観光地Bを移動する間にあるものが見過ごされたまま放置されていることが増えました。それに光を当てる、そんな視点でしょうか。

どちらかというと有名な観光地や名所旧跡の周辺部、さらには昔ながらの商店街などが採り上げられるので、恵那市のようなところにはなかなかお鉢が回ってきませんが、ひょっとすると~、というのはあります。というのも「遊歩百選(・・・風光明媚な歩道などがある地域)」に、実は恵那市のある場所が選ばれているからです。

具体的には「町並みと城址」、即ち岩村町の本町通り。間もなく始まるNHKの連続テレビドラマ小説のロケ地にもなるくらいなので、地元の方よりも外部の評価が高いのでしょうね。

岩村城も日本百名城に選ばれて「知られざる名城」から「誰もが知っている名城」へと変わりました。中にはスタンプラリーの対象の1つくらいにしか考えていない人もいるかもしれませんが、実際に訪れれば「百名城」の条件にふさわしいのは分かります。お城マニアの人も、お城だけでなく「遊歩百選」の1つを散策してみて下さい。ちなみにダム湖百選に「大井ダム」と「阿木川ダム」が選ばれており、「百選マニア」の方には申し分のない場所です。