宝くじが地方自治体の財源の1つとなっているのは皆さんも聞いたことがあるでしょう。ではどのくらい寄与しているのかはご存知ですか?

大まかに言って日本の宝くじはこんな仕組みとなっています。

  • 賞金:46%
  • 地方自治体:40%
  • 諸経費※:14%

※広告宣伝費等

実に半分以上が差し引かれるのですが、これには驚きです。競馬が25%の控除率と言われていますから、これを知ったらバカバカしくて宝くじなんか買わなくなっちゃいますね。

実際、市場は縮小傾向にあります。ひと頃は1兆円市場と言われていたのが、最近は8500億円くらいだとか。自業自得といえなくもないですが、売り上げを頼みにしていた地方自治体は頭が痛いでしょう。

とそんな背景が原因かどうかは分かりませんが、来年から「子育て支援くじ」なるものがスタートすることになりました。売り上げから得た収益の使い道を子育て関連に限定することで、これ以上の売り上げ減に歯止めをかけたいのでしょうね。

売り上げ目標は40億円。40%といえば16億円が地方自治体の財源となるはずです。得てしてこういう数値は下ぶれするものですが、結果が気になります。