自宅のリフォームの目的が少しずつ変わってきています。原則として「自分たち家族のため」に行うものなのですが、中には「他人のために」リフォームする人もいて、そういう人たちが増えているのです。いったいなぜ「他人のために」自宅をリフォームするのでしょうか?

その多くは賃貸物件として貸すためのリフォームです。子供が独立し、別の場所で生活の拠点を構えると、現在住んでいる住宅は空き部屋だらけになります。暮らしている親世帯も、自身が高齢化すると、1階と2階を往復するのが、だんだん億劫になってきますよね。

そんな事情もあってか、空き部屋を少しでも活用しようと、自宅をリフォームして賃貸物件化し、家賃収入を得る人が増えている、そんなところです。

ここでこのようなリフォームを検討できる条件を考えてみましょう。

【条件】

  • 「(自宅が)駅に近い」などの理由で家賃を高く設定できる。
  • 「買い物が便利」等の理由で、人気の高い場所にある。

これはアパートや賃貸マンションを建設する場合の条件と同じですね。恵那市を例にとると、「現在と同じ学校区内」を指定されるお客様が多いので、大井小学校を筆頭に、長島小学校、大井第二小学校の校区内で、比較的学校に近い場所は検討する価値があります。

なおリフォームする場合ですが、1Fや離れ等にそのまま居住し続けるケースもありますが、思い切って住み替えるケースも少なくありません。住み替える場合は、①子世帯との同居、②身の丈にあった賃貸住宅への住み替え、③高齢者向け施設への入所、の中から条件に合ったものを選ばれています。

このエリアでは先祖代々の家にお住まいの方もたくさんいらっしゃいますので、自宅を出る、自宅を他人に貸す、そういうことに対する抵抗も非常に強いことと思います。ただし、それにこだわって経済的・精神的・肉体的負担の大きい暮らしを我慢し続けるのも考えもの。時代の変化を受け入れることも大切ではないでしょうか。