要介護状態になったからといって、家でじっとしているようでは困ります。介護保険は「自立支援」が目的。積極的に外出を促すような仕組みづくりを周囲で作っていかなくてはなりません。

といっても、簡単にはいきません。介護をする側の方も体の不自由な方を乗せて、通院先まで連れて行くだけでも一苦労ですから。今、自分の生活の足として使っている車を兼用するのは、乗降時にかなり大変ですよね。

そこで浮上するのが、福祉車両と呼ばれる車への買い替え。お子さんの成長に従って車を買い替えて来られたと思いますが、その延長で今度は親の状況に応じて車を選ぶというわけです。

一口に福祉車両といっても目的に応じて選択肢は結構あります。例えば日本を代表する大手自動車会社のラインアップがコチラで確認できますが、今乗っている車と同じ車種のものが結構あるのではないでしょうか。これを見ると、最近の自動車設計には福祉車両への転用も考慮しないといけないのがわかりますね。

福祉車両には以下のような軽減措置が設けられています。なおいずれも一定の条件を満たす必要があります。

  • 消費税の非課税制度(本体・部品・修理費)
  • 軽自動車税・自動車取得税の免除
  • 自動車保険料の割引(扱っていない保険会社もあります)
  • その他各種自治体ごとの助成

ただし本体自身は通常の車両より当然高くなります。だからこそ各種の優遇措置があるわけです。(といっても、車種と仕様によっては10万円くらいのアップで済むことも・・・。)新車が経済的に厳しいのであれば、中古車という方法もあります。

最後になりましたが、お持ちの車を改装する場合にも助成が受けられます。恵那市の場合は、コチラのリンク先でご確認下さい。