昔は2月、8月は俗に「ニッパチ」と呼ばれ、お客様が動かない=売り上げが落ちる月と言われてきました。2月は冬の寒い時期に加え、日数そのものが少ないですし、8月はお盆休みで休業期間が長い、そんなところが主な理由でしょうか。

が、最近は少しずつ状況が変化しています。というのも偶数月の15日は、財布の紐が緩む人が増えていて、大手の小売店等ではそれを狙ったポイント特別加算なんかをやっているからです。なぜだと思いますか? 「偶数月」というのがヒントです。

答えは、公的年金が支給されるから。お年寄りの方にとっては、まとめて2か月分振り込まれれば、自然と「2ヵ月に1度の贅沢」をしたくなるのも無理はありません。

この日は、銀行のATMコーナーがオープン前から列をなします。ある意味微笑ましい光景ですが、反面、お年寄りの方を狙った犯罪も起きやすいのでご注意を。