マイナス金利が導入されて、一躍人気商品となったのは家庭用の金庫だとか。タンス預金用だそうで、銀行に預けておいても目減りするならという発想です。この低金利下で金庫代の元が取れる預貯金の元本は?と想像すると、よほどのお金持ちでないと当てはまらないように思います。
さて一方でいくらマイナス金利といっても、住宅ローンの金利がマイナスになることはありません。当たり前ですね。20年以上続く低金利にすっかり慣れてしまいましたが、それでも0.1%でも低い金利で借りたい気持ちに変わりはありません。
では具体的に金利の変動がどれだけ返済額のアップにつながるのかというと、借入額1000万円、返済期間30年、ボーナス返済なし、元利均等返済という条件で比べてみると・・・
- 1%・・・毎月返済額:32,163円
- 2%・・・毎月返済額:36,961円
- 3%・・・毎月返済額:42,160円
おおよそですが、1%アップするごとに返済額は15%ずつアップします。あくまでも目安ですが、覚えておくと便利です。2.5%の金利の場合、1%=32,163円から推定されるのは、返済額≒32,163円×122.5%=39,400円。ちなみにきちんとシミュレーションすると39,512円なので、誤差の範囲としては充分許容範囲でしょう。
※122.5%・・・0.1%のアップが1.5%の返済額アップ
⇒1.5%の金利アップは22.5%の返済額アップ