恵那市が現在の形になったのは、平成16年10月25日に市町村合併してからのこと。大まかにいえば、旧恵那市+旧恵那郡南部=現恵那市です。

旧恵那郡南部は、岩村町、山岡町、明智町、上矢作町、そして串原村の4町1村でしたが、その中で最も人口が多かったのは明智町。そしてそれは今でも変わりません。

明智町といえば、「大正村」という観光看板を思い浮かべる方も多いでしょうが、実際は豊田の中心まで約40キロ、車で1時間強という地理的条件を生かした工場の町というイメージが(地元の人間からすると)強いです。

かつては地場産業である陶業や窯業で周辺から多くの昼間人口を吸収していました。今では大手企業の系列会社を中心にやはり多くの製造業が中心となっています。

実は恵那市の製造業の街でもあり、製造業製造品出荷額では多治見市や土岐市を上回っているほど。そんな風土が明智町はもっともよく現れているのではないでしょうか。

豊田市まで通勤圏かつ地元でもそれなりの働き場所がある、製造業に携わる方にとって、明智町はなかなか魅力的ですね。