恵那市長島町、これを「ながしまちょう」と読むと地元民でないことがすぐに分かってしまいます。正しい読み方は「おさしまちょう」ですが、この間違いは恵那市外の人にとって仕方のないものだと思います。

さて恵那市中心部の西側部分が長島町ですが、大井町と比べると少しだけ発展の速度は遅いエリアでした。しかし二番手の強みというのでしょうか、市内の大型公共施設は長島町に集中しています。そして大崎地区の区画整理地には中~大型の商業施設が目白押しで、恵那市で最も地価の高いエリアとなっています。また賃貸物件の賃料も市内では一番。中高層の賃貸物件が多く、また低層でも築年数の浅い賃貸物件が多いのもその特徴です。

一方で売買物件に目を移すと、大井町より分譲地、中古住宅の少ないエリアです。世帯数では遜色ないですし、面積に至っては大井町の3倍近くあるのに、です。これは「車社会に適合した物件」への住み替えニーズが、大井町より低いことが一因でしょう。(つまり長島町内では「車社会に適合した物件」のストックが多いということです。

長島町への住み替えで悩ましいのが学校の問題。長島小学校と恵那西中学校のどちらにもアクセスが良好という場所は原則としてありません。子育て世代にとっては頭の痛い問題ですね。