「なりにけり なりにけりまで 年の暮」(芭蕉)

2015年も間もなく終わります。年末のスケジュールにも目処が立ち、少しずつ来年のスケジュールを考えられるようになったのではないでしょうか。

さてここで「今年」ではなく100年前、つまり1915年(大正4年)の頃のことを振り返ってみましょう。

当時の世界は第一次大戦の真っ最中。そして日本では今ではすっかり夏の風物詩となりました第1回の高校野球夏の全国大会が始まりました。(そういえば今年は「高校野球100年」という言葉が随分メディアから流れましたね。)

そして意外なものがこの頃の日本で始まりました。今では珍しくもなんともないものですが、何だと思いますか? ヒントは「髪」に関わることです。

答えは「パーマ」。「散切り頭叩いてみれば文明開化の音がする」と言われた時代にはっきりと別れを告げるかのような出来事ですね。

「降る雪や明治は遠くなりにけり」(中村草田男)

そんな俳句を思い出しました。