「シュウカツ」という言葉を耳にすると、我々の世代の人間が真っ先に思い浮かべるのは「就活」、つまり「(主に新卒者の)就職活動」のことでしたが、最近は新しい「シュウカツ」の方が話題になることが多いです。

「終活」。「立つ鳥跡を濁さず」と言いますが、生前に身辺整理を行ったりすることに力を入れる人たちが増えています。次の世代になるべく負担をかけたくない、そんな気持ちの現れでしょう。

がそんな気持ちの前に大きく立ちはだかるのが「不動産」。整理するといっても、右から左に処分できるわけでもなし。不要だからといって、資源ゴミで出すわけにもいきません。

ということで、実は「不動産」の整理こそ最大の「終活」。不動産とは面白いもので、例えば現金1千万円を2つに分ければ500万円×2にしかなりませんが、不動産の場合は分け方次第で1000万円×2になったり、300万円×2になったりとその価値が大きく変動するものなのです。

最近は不動産のことを「負動産」と書くこともありますが、「終活」によって「資産」へと変身させることを検討されてはいかがでしょうか?