織田信長は「敦盛」を好んでいました。特に「人間五十年、 下天のうちをくらぶれば夢幻のごとくなり~」という一節は、(信長に限らず)時代を超えて多くの人々の共感を得ています。

さて、この有名な一説からも分るとおり、昔は「人生50年」でした。実際、信長もその年齢で世を去りました。それから時代を下ること400年あまり、日本人の長寿化はどんどん進んで、「人生80年」が当たり前になってきました。

それを証明するのが簡易生命表(平成25年)。男性の平均寿命ですら80年を超えました。女性にいたっては86歳で、昔なら町内一のご長寿さんでもおかしくなかったはずですが、いまやそれは平均値に過ぎません。その急激な変化には改めて驚かされます。

ところで皆さん、平均寿命という言葉をご存知ですか? もちろん知っているの人の方が圧倒的に多いでしょうが、その意味するところを正確に答えるのは意外に大変です。おおまかに言って「0歳児の平均余命=平均寿命」となります。「平均余命」とは、ある年齢層の人たちが残り何年生きられるか」というもので、先の簡易生命表によれば、例えば40歳の日本人男性の平均余命=41.29年、これが80歳になると8.61年となります。おおよその平均寿命である80歳まで生きられるような人は健康面での不安も少ないので、平均寿命よりも長生きできるというわけです。

残りの人生設計、まずは平均余命を知るところからスタートしましょう。