アイギ不動産スタッフブログ

適材適所

2018年7月16日 

西岡常一、知る人ぞ知る伝説の宮大工です。世界最古の建築物として有名な法隆寺の大修復が行われた際には棟梁を務めました。

さすがにそんな人物なのでエピソードには事欠きません。有名なものの1つが、適材適所に関する話です。

簡単にいうと「山の北側に生えていた木は建物の北側に、山の南側に生えていた木は建物の南側に使え」というもの。若干オカルトっぽい気もしますが、千数百年前に建立された法隆寺を修復のために解体したときには、その理屈で建てられていたことを知っての発言なので重みが違います。と同時に当時の人たちがそういう理屈を何らかの方法で知っていたこと自体驚嘆すべきですが。

南側に生えていた木というのは、陽当たりが良いので樹高は高く、幹も太くなりやすいです。生育条件がいいので当然ですね。

一方、北側の木というのはその反対。樹高も低く、幹も細くなりやすい。ではな北側の木をそれでも使うのでしょうか?

短所は最大の長所なのです。幹が細い分、年輪の幅は狭いので、南側の木よりも堅いという長所があります。また南側の木は陽当たりの良さがアダになって、幹が沢山出来て大きくなり、結果として太く重くなるため、曲がりやすくかつ建材かしたときには節目の多いものとなってしまいます。裏を返せば、北側の木は曲がりにくく節目の少ない建材となるわけです。

節目の存在は、見た目を損ねるだけでなく、木材の強度にもマイナスの影響を与えます。こうしたことを考え合わせると、先ほどの考え方を裏付ける仮説を立てることが出来ます。雪が降った時のことを考えてみてください。陽当たりがよく溶けやすい南側と陽当たりが悪く溶けにくい北側、の屋根の重みに雪の荷重が加わった北側の箇所を支える材木として、南側の木、北側の木、どちらを選ぶのが理にかなっているかを。

木の個性を生かす考え方は、人間の世界でも十分通用しそうですね。

3Dプリンター

2018年7月12日 

4、5年くらい前でしょうか、3Dプリンターが低価格化され個人でも購入できるようになりました。当時のおぼろげな記憶によれば、「拳銃も造れる」ことへの危惧が騒がれていたような。

3Dプリンターによって、様々な製品のサンプルが可能になりました。デザイン・色を事前に確認できるメリットは計り知れません。

それは住宅でも同様です。2次元的な図面も悪くないのですが、3次元的な模型として手に取って確認できるのとは全く違います。昔から家のデザインをするPCソフトはありますが、最近のものには3D プリンターでの出力を想定したものもあります。

その内に当社にも、自分でデザインした家の模型を持参してきて「見積依頼」するお客様が現れるかもしれません。

睦月~水無月~?~葉月~師走

2018年7月9日 

睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、と来て『はて7月は?』と悩んだことはありませんか? 8月以降は葉月、長月、神無月、霜月、師走とスラスラ出てくると思いますが。

7月は文月(ふづき)です。由来としては短冊で書道の上達を祈った七夕の行事からというのが有力です。文と書、近いようで遠い関係のように思いますが、「蛍の光」に登場する「フミ読む月日~🎵」のフミには「書」の字が使われていて、書=本のこと。「文読む」と勘違いして、手紙を読んでいると考えると「蛍雪の功」の故事との関係が全くわからなくなるのでご注意を。

願い事を書くというと身近なものに絵馬があります。初詣に行くと、時期的な理由もあるのでしょうが、受験生の合格祈願の絵馬がたくさん奉納されています。ところでこの絵馬は、もともとは本物の馬を奉納していたものが、絵馬に変わったのだそうです。なぜ馬なのか、それはさておき絵馬という制度となったのは正解ですね。原始時代の物々交換が、貨幣を媒介とした交換制度に変わったようなものです。

絵馬に願いを書くとき、そんなことに思いを馳せながら書くと、より高い効果が得られるかもしれませんね。

 

卵と玉子

2018年7月5日 

もうすぐ七夕です。七と夕、誰でも書ける簡単な漢字が、この組み合わせの時だけ特殊な読み方になります。外国の方が日本語を学ぶとき、漢字だけでも大変だと思いますが、平仮名、片仮名、そしてこのような漢字の読み方とマスターするのは本当に大変だと思います。その分、母音の数は少ないので、日常会話はそんなに難しくないのですが。

さて日本人でも漢字の使い分けを知らないものは結構あります。それだけで2時間のクイズ番組が出来てしまうくらいですが、その最たる例の1つが「卵」と「玉子」の違いではないでしょうか?

結論から先に言えば、生の状態のときは卵を使います。生卵は〇、生玉子は×です。そしてそれ以外の状態のときは玉子になります。ゆで玉子、玉子焼きが正しく、ゆで卵、卵焼きは誤りです。(あくまでも原則です。)

将棋の駒にも王将と玉将があります。王将は格上の棋士が使うことになっており、上座とか下座とかの日本文化と同じ類のものです。しかし棋譜を読み上げるときは王将を動かしたときも「ぎょく」で統一されています。面白いですね。

 

 

シャワー

2018年7月2日 

早いもので、今年も残り半年となりました。お正月に一年の計を立てられた方も多いと思いますが、今一度達成状況を確認したいところです。

さてこの時期のお風呂はシャワーだけという方も多いと思います。お風呂の入れ替えが面倒だったり、早く汗を流してスッキリしたいとか、理由は色々ありますが。

ただしマイナス面も幾つかあります。主なものを挙げてみましょう。

  • 体が芯まで温まらないので、血行が悪くなりやすい。
  • 血行が悪いと老廃物が排出されにくい。
  • 不眠になりやすい。
おやおや、シャワーだけで済ませると手に入れた時間の代わりにもっと大切なものを失ってしまうようですね。

冷静になって考えれば、それもよくわかります。汗をたっぷりかいたシャツをシャワーで洗うのか、湯船につけて洗うのか、どちらが汚れが落ちるのかは子供でも分かります。

さらにエアコンの存在も拍車をかけます。汗をかきにくくなり、肌は乾燥しやすくなりますが、ではどうやって人体の水分を保つのか、シャワーと入浴ではこれまた大きな差がありますね。

夏こそ入浴、たっぷりと時間をかけるようにしましょう。

くちなしの花

2018年6月28日 

6月の花といえば、99%の日本人が「紫陽花(アジサイ)」と答えるでしょう。時候の挨拶でも「雨に映える紫陽花の花も美しく~」なんて使われたりします。

でもそればっかりじゃあ面白くない・・・というわけでもないのでしょうが、もう1つ6月の挨拶文で使われる花があります。それがクチナシの花で、こちらは「クチナシの花の香りが甘く漂う~」と紫陽花よりも、さらに格調の高さを感じさせます。

一昔前のヒット曲のタイトルにもあった「くちなしの花」ですが、旅路の果てまで吹いてくるほどではないにせよ、強い芳香の花です。また意外と名前とその花が結びつきにくいのも特徴です。

クチナシは、昔は漢方薬や着色料(黄色)として重用されていたそうです。今はそれほどでもありませんが、せめて挨拶文で昔を偲んではいかがでしょうか?

2045年に20倍になるもの

2018年6月25日 

2045年というと今から27年後、かなり遠い未来のことですが、その頃の恵那市はどうなっていると思いますか?

ある推計によれば人口は3万4千人くらいになるそうです。2015年の人口が約5万1千人なので、3分の1くらいの人がいなくなってしまうわけです。俄かには信じられませんが、そのくらい人口減少問題は加速化を強めています。

筆者が子供の頃、学校から支給された地図帳には恵那市の人口が3万4千人と記載されていました。もちろん市町村合併前の話です。

ということは合併前の旧恵那郡、つまり岩村町、山岡町、明智町、上矢作町、串原村、これら全てがなくなった状態に数十年の歳月を経て戻るようなもの。

さてそれを裏付けるかのように、昨年の1年でも400人強の人口減がありました。▲0.8%くらいの減少率です。しかし内訳をみると外国人の方は増えています。こちらは10%近い増加です。凄いですね。

仮に増加率10%が27年続くとどうなると思いますか? 何と約13倍にもなります。そうなると2045年には人口比率で25%くらいが外国人に。つまり4人に1人で、そこかしこで外国人を見かけることになります。現在が80人に1人くらいですから、人口濃度としては20倍に。

こうなると何かにつけて大きな変化を余儀なくされるのは間違いないですが、そういう変化を受け入れていく下地を早急に整備していく必要があるかもしれません。

 

室外機

2018年6月21日 

本格的な夏の到来を前に、そろそろ暑さ対策を検討されている方も増えているのではないでしょうか。恵那市は比較的暑さの厳しくないところですが、それでも何もしないわけにはいきません。

最近の家は断熱性能がどんどん高くなっているため、冬暖かい家になっているのですが、夏はそれがアダになることも。エアコンをつけっぱなしにしないと眠れない、そんな方も少なくないはずです。

そこでエアコン効果をより高める方法を考えたいところ。そのためには室外機の環境整備にも目を向けてみましょう。

  • 室外機に直射日光や地面からの照り返しが当たらないようにする。
  • 室外機のファンの前に物を置かない。
基本はこれです。よしずなんかで日陰を作ったりするのがいいですね。エアコンというのは結局室内の熱を室外機を通じて外に捨てるものなので、熱を捨てる効率が悪くなると、冷やすのに時間がかかりますし、電気代も余分に必要になってしまいます。また室外機本体に日が当たらなくても天板や側面部分に日が当たっていれば意味はありません。風通しを確保しつつ、日光を遮蔽してエアコンの能力を充分に発揮させてあげましょう。

 

 

近攻遠交

2018年6月18日 

ワールドカップが始まりました。連日連夜テレビやPCの前で大騒ぎしている方も多いと思います。日本もいよいよ初戦。監督交代等々不安要素の方が多いですが、こういう時こそ「雨降って~」を体現してほしいものです。

さて日本はグループリーグを、サランスク(コロンビア戦)、エカテリンブルク(セネガル戦)、そしてヴォルゴグラード(ポーランド戦)の3都市で戦いますが、中でも最終戦の開催地とその対戦相手には不思議な縁を感じます。

というのもヴォルゴグラードはその昔、スターリングラードと言いました。具ラードは「町」という意味なので、直訳すればスターリンの町です。スターリンについては皆さんの方が良くご存知でしょうが、第二次世界大戦中のソ連におけ最高の権力者です。

当然、当時の日本、そしてポーランドにとってスターリンとは多くの関わりがありました。特に陸地で国境を接していたポーランドにおいて、その存在の大きさは日本の比ではありません。

第二次世界大戦の開始はドイツがポーランドに侵攻したことがきっかけとされていますが、実はその少し後にソ連もポーランドに侵攻しました。これは意外と知られていません。

まあもともと国境を接しているのですから、長い歴史の中で戦争はつきもの。ポーランド自体ロシアの被支配下にあって世界地図から国の名前が消えてしまったことがあります。その間、実に150年近く。

そんな歴史もあってか、日露戦争で勝利した日本に対しポーランドは非常に好意的な感情を持っていると言われています。最近知られるようになったポーランド孤児のエピソードなどはその代表でしょう。

国旗も同じ赤と白の2色。試合が終わった後、結果はともかくとしてお互いに対するリスペクトがさらに深まればいいなと思います。

浴室の隠れた主役

2018年6月14日 

家の中で一番カビの生えやすい場所、それは間違いなく浴室です。高温多湿という環境に加え、狭い空間のため換気が充分に行われにくいのも拍車をかけています。この時期のお風呂掃除は本当に大変だと思います。

カビの発生の原因であるカビ菌は、肉眼で見ることは出来ません。空気中に浮遊しているものが床に落ちて、そこから菌糸を伸ばして成長していきます。この菌糸が曲者で、表面だけをいくら清掃しても内部に入り込んだ菌糸まで除去するのが難しいからです。また石鹸カスもカビが好む環境の1つ。それを栄養源としてさらにたくましく成長します・・・。

ということで、防カビ加工をしてある製品が増えています。お風呂のフタやマット等々。高気密化に優れた住宅がどんどん増えていますから、その分カビが深刻化していますので、これからこうした製品に対するニーズは拡大するでしょう。

その昔、日本の家屋は木造が主流で、浴室も木製、そして木のお風呂を愛用していました。今のお風呂以上に湿気にはナイーブな環境なのでカビも生えやすかったでしょうし、さらに木特有の「腐る」という心配もあったと思います。

しかしそれでも愛用されていたのは、通気性が良かったからでしょう。(言い換えれば断熱性が低かったわけです。)となれば、浴室選びで換気機能を軽視しないようにすることです。浴槽やシャワーといったカタログ写真で使われる部分にお金をかけたくなるのはよくわかりますが、それをより長持ちさせ、かつ清潔な状態を維持していくためにも換気扇に配慮したいですね。

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