浴室の隠れた主役

2018年6月14日

家の中で一番カビの生えやすい場所、それは間違いなく浴室です。高温多湿という環境に加え、狭い空間のため換気が充分に行われにくいのも拍車をかけています。この時期のお風呂掃除は本当に大変だと思います。

カビの発生の原因であるカビ菌は、肉眼で見ることは出来ません。空気中に浮遊しているものが床に落ちて、そこから菌糸を伸ばして成長していきます。この菌糸が曲者で、表面だけをいくら清掃しても内部に入り込んだ菌糸まで除去するのが難しいからです。また石鹸カスもカビが好む環境の1つ。それを栄養源としてさらにたくましく成長します・・・。

ということで、防カビ加工をしてある製品が増えています。お風呂のフタやマット等々。高気密化に優れた住宅がどんどん増えていますから、その分カビが深刻化していますので、これからこうした製品に対するニーズは拡大するでしょう。

その昔、日本の家屋は木造が主流で、浴室も木製、そして木のお風呂を愛用していました。今のお風呂以上に湿気にはナイーブな環境なのでカビも生えやすかったでしょうし、さらに木特有の「腐る」という心配もあったと思います。

しかしそれでも愛用されていたのは、通気性が良かったからでしょう。(言い換えれば断熱性が低かったわけです。)となれば、浴室選びで換気機能を軽視しないようにすることです。浴槽やシャワーといったカタログ写真で使われる部分にお金をかけたくなるのはよくわかりますが、それをより長持ちさせ、かつ清潔な状態を維持していくためにも換気扇に配慮したいですね。