消費が伸び悩んでいるのは・・・

2017年9月28日

日経平均が2万円を超えたり、NYダウが最高値を連日更新したりと結構明るいニュースが多いわりに「好景気」という実感が薄いのではないでしょうか。東京オリンピックも控えていて、もっともっと国全体が明るい話題になっても不思議ではないのに、です。

個人消費の伸び悩みには少子高齢&人口減という社会構成上の問題に言及せざるを得ません。年金世代が大型の耐久消費財を購入することはあまりありませんから。将来の医療費・介護費用に対する不安も大きく、「備えておこう」という気持ちを拭い去ることはできないですし。

一方で現役世代も似たような悩みを抱えています。賃金は長期的にみて横ばい又はマイナスのケースが多く、これだけでも消費意欲を減退させます。さらにここ最近「非消費支出」と呼ばれるものへの負担が増加しています。「非消費支出」とは税金や社会保険料に対する負担で、この負担が増えると当然ながら手取りの減少に直結し、ただでさえ高くない消費意欲をさらに低下させます。

数字で見てもそれは明らかで非消費支出の割合は18%強。2000年が15%台ですから結構増えましたね。しかも賃金は8%くらい低下していますから、それで消費拡大と声高に叫んでも、非常に虚しく響きます。

高齢化でますます社会保険料の負担は増えるでしょうし、消費税も近々10%になる予定。何とかならないものでしょうか。